2012年11月17日

流れをつくり、流れにのる

追い風の様な大きな人生の流れを感じて渡西を決めた十数年前。

渡航までに不足していると感じていた全てを、自分で言うのも何だが「凄まじいパワー」で補っていき、1日24時間あっても全く足りなく感じていたあの頃。自分の人生がどんどん開けていく、そんな躍動感と喜び、そして「確信」に満ちた準備期間だった。

 そして今年、再び決断をした。

しかし、今回は以前感じたような大きな流れは見えず、むしろ自分から小さな流れを作らざるを得なかった。しかも、とてつもなく大きな不安と迷いを抱えながら。それは、今までの自分の生き方からいけば「タブー」としてきた強引なやり方。「今を断ち切る」という決断だった。

恐る恐る始めた新生活だが、不思議なことに人生というものは本気になればおのずと開けていくようだ。今、フルタイムで通訳の仕事をしながら、ずっとやりたいと思いつつも逃げていた「あること」に挑戦している。すると、幾つものことが自然とつながり、自分の進むべき道が少しずつ見えてきているという実感を得ることが出来るようになってきた。自分の人生のキーワードが再び見えてきたという感覚もある。

私にとって、スペイン語は自分が自分であるための必要ツールだ。このスキルのお陰で現在も生計を立てているし、過去にも多くの機会でそうしてきた必要不可欠なものだが、心が望んできたものは別にある。それを無視して、世間一般の「期待」に応えようとしても、やはり心に軋みがきてしまう。

諦める前に「もう一度だけ挑戦してみる」という気持ちで、今日、今この瞬間だけと思って「えいやっ」と踏ん張ってみる。そんな時、自分の身を守る唯一の武器は、控えめでも「自分を信じ、評価する」こと。すると、何かがつながっていく。

自分が本当に好きなことは何か。自分の心が動かされるものは何か。ただ、それだけでもいけない。自立して生きていくために、自分にとって一番強力なツールは何なのか。自分のどんな点が人から評価されているのか。自分の好きなことを直接生業と出来る人は少ない。また、生業につなげても、そこに実力の伴わない人も多くいるのが現実だ。

冷静に、客観的に自分という「ハコモノ」を見極め、選択をしていく。冷静な目を持ちながら、自分の心をないがしろにしない生き方を見つけることで、人とは違う生き方であっても、心のバランスがとれた、充実した人生を送ることが出来ると私は思う。

来年明け、3年ぶりにスペインの地を踏むことになった。
点在した過去の様々な経験を、これからは一本の線にしていくためにも、私にとっては必要な旅となるだろう。


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MUU



 

posted by Rita at 18:29| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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