2012年01月29日

La vida es viaje 〜ブラジルの思い出〜


「今まで行った国で一番どこが良かった?」

と、ちょくちょく旅に出るせいもあってか、よく聞かれます。

 

「感動したのはペルー、旅として良かったのはブラジル、大好きなのはメキシコ」


 

もちろん、他にも忘れられない風景や、いまでも心躍るエピソード溢れる国も
あるのですが、
どれかを選べと言われたら、迷いなくこう答えています。

 

旅の目的は、人それぞれ色々あると思いますが、
“楽しい”思い出は人とのふれ合いによることが多いですよね。
そんな素敵な思い出の一つが、学生時代に訪れたブラジルでのこと。


 

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ブラジル東部、カポエイラのリズムに彩られた街、サルバドール。

心地よい風の吹く、夏の終わりの一日だった。

 

郊外の教会へ行こうとバスに揺られていた私は、のんびりと窓の外を眺めていた。
ガイドブックによると、教会は終点のバス停目の前にある。
当時スペイン語は多少話せたが、ポルトガル語は全く・・・
ということで、行き先がわかりやすいのは、とても心強かった。



窓の外に、果てしなく広がる海がみえてきた。きらきらと光る水面に、
コロニアルな街並みが一層輝き、心もうきうき。過ぎ行く景色の中には、
のんびりベンチでおしゃべりを楽しむ人々、丘陵に建つ印象的な教会、
公園で走り回る未来のサッカー選手たち。

 

ん?今の教会、写真で見た目的地の教会と似ている気が・・・

どきどきしながら、隣に座っていたおばあさんに聞いてみた。
「ボンフィン教会はまだですか?」

もちろん、ポルトガル語風スペイン語つまり“ポルトニョール”で。

 

「あらぁ、ちょっとさっきに過ぎちゃったわよ」

 


どうしよう。

ふたたび思い切って運転手さんに
「あの、ボンフィン教会に行きたかったんですけど・・」と。

 

すると、「そうか、わかった。ちょっと待ってね」と言って、バスを一時停止。

もちろん石造りの街の通りは狭く、大きい市バスが止まりでもしたら大渋滞。
そんなことお構いなしの運転手さんは、反対方面からバスが来る度に何かを話し、
数分が経った頃、私にこう言った。


「あの反対側のバスに乗りな。ボンフィン教会に行くよ。」

「あ、ありがとうございます!」


 

乗り換えたバスの運転手さんは、
  「寝てたのかい?僕の横に座ってな。着いたら教えてあげるからさ」

そして、前の運転手さんからは、
  「その子からは、もうバス代もらってあるから頼むよ!」と。

 

ほんの数分ではあったが、私一人の為に町一体が止まってくれたのだ!

そんな信じられない奇跡に、心の奥底がぶわっと温かくなった。

Muito obrigada.


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私が旅に出る主な目的は、
心を揺さぶる風景・異文化との出会いを求めて。そして感性を磨きに。


一方で、旅に欠かせないのは、こういった土地の人とのふれ合いですよね。
たいてい一人旅なのですが、いつも素敵な人々に支えられ、
楽しい経験をさせてもらっています。

本当、人とのコミュニケーションって素晴らしいですね。
日々の生活でも大切にしていかないと。

 

さて、そんな大好きなラテンアメリカへは、2001年初めに訪れたのを
最後に足が遠のいていました。
好きだからこそ長期で行きたい、
でも普通のサラリーマンの休暇では、行けても
1週間ちょっと。

ということで、思い切って2010年夏に仕事を辞め、旅に出てきました!

 


ですが、今日はここまで。気ままな中南米旅の話は、いつかまたの機会に。

以上、今回初めて執筆を担当させていただいたタニグチでした。Chao


posted by Rita at 19:30| Comment(0) | 旅レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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