2012年04月10日

SevillaのSemana Santa

今年のSemana Santa(聖週間)が先週48日に終わりました。

バケーションシーズンなので、日本へ旅行に来たスペインや南米諸国の友人・知人をお迎えしたという方々も多かったのではないでしょうか。

キリストの受難の主日から復活までの一週間を懐古し祝う、カトリック信者にとっては最も重要な行事。国によって、また地域によっても聖行進(プロセシオン)の形態は異なるようですが、スペイン南部の都市、Sevilla(セビージャ、セビリア)のSemana Santaはその豪華さ、規模の大きさで非常に有名です。

今年のSemana Santa de Sevillaは雨に泣かされましたが、一台はキリストの受難の一場面を模した像、もう一台にマリア像を乗せた約1.5トンのpaso(パソ)と呼ばれる賢覧豪華に装飾された山車を、


Semana santa 2012 040.JPG
Semana santa 2012 (2).jpg

costaleros(コスタレロス)と呼ばれる40名程度の屈強の男達が交代しながらその下で
肩の上に担ぎ、一歩一歩摺り足で歩みを進め、それぞれ決められたルートと時間で
昼夜問わず厳かに行進します。長いものでは10時間以上に及ぶものも!!

Semana santa 2012 (3).jpg

その前後をnazarenos(ナサレノス)と呼ばれる悔悟者の列
(裸足でその行程に挑む信心深い信者もいます)、

Nazaleno de sevilla 2012 (1).jpg

bandaと呼ばれる音楽隊がついて歩くのですが、哀愁に満ちた独特の旋律が魅力的で、そのリズムに合わせpaso上のキリスト、マリア像に至るまで一糸乱れず行進する姿は圧巻です。

http://www.youtube.com/watch?v=qx1kVIclcdo



Sevillaでは、毎年この頃になると、デパートのCD販売コーナーにSemana Santa
Banda CDDVD試聴コーナーが大々的に設けられる程。

その熱狂ぶりはなかなかのもので、bandaの練習はSemana Santaの終わったその翌週から再びその後の一年のために始まり、一年を通して町の至るところから、夕方になるとマイナーコードのトランペットの音色や小太鼓の練習の音が聞こえてきます。本番が近づくと、costalerosの練習も更に気合が入り、真夜中までその掛け声、行進の練習は続きます。

Nazarenosの数も桁違いです。Sevillaでも12を争う人気の教会では何と3000人近いnazarenosが随行するため、本番当日教会から全員が出てくるだけでも二時間以上かかってしまいます。

それでもお目当てのキリスト像やマリア像が担がれて出てくると、人々は歓喜し、マリア像には「guapa!」と掛け声をかけ、その晴れ姿を見るや否や感極まって涙。Bandaがその登場を劇的に盛り上げ、また涙。

そして、人々の感動と共に、通り道に沿ったバルコニーからpasoの天蓋に向かって降り注ぐ色とりどりの薔薇の花びらや通り道に漂う独特のお香の香り。

Sevillaの人々にとって、Semana Santaは宗教的に重要なイベントでもありますが、

目から、鼻から、そして耳からと、五感で春の到来を感じさせてくれる季節感溢れる
一週間でもあるのです。

SS 2012 018.redimensionado.JPG

*悪天候の中、写真を撮影・提供に協力してくれたSevillaの友人達に

心から感謝します!



<編集:MUU

posted by Rita at 22:56| Comment(0) | 芸術・文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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