2014年01月03日

平成25年度通訳案内士試験〜二次試験(面接)レポート!

 みなさん、明けましておめでとうございます!
2014年の幕開け、いかがお過ごしですか。
今年はワールドカップ開催や、マイナーなところではパナマ運河開通100周年など注目イベントが目白押しで、ラテンアメリカはまた大いに盛り上がりそうですね!

  脱線してこのまま続けたいところですが、表題のテーマに戻りますね。今回は、昨年128日に実施された通訳案内士試験の二次試験について、受験レポートをお送りします!

 この通訳案内士試験ですが、こちらのRITAブログ上でも過去数年間にわたりスペイン語の受験レポートが報告されていますので、基本的な情報は省略します。また、今年度の一次試験(筆記)についてはlunaさんが報告してくれましたので、そちらをご参照下さい。
http://rita-blog-rita.seesaa.net/article/378718772.html
主催団体である
JNTO(日本政府観光局)は、今年度の二次試験は試験方法がこれまでと異なると予め発表していました。とはいえ私は初受験組で過去の試験内容と具体的に比較できませんので、こちらも過去レポートをご参照下さいね。


ポイントはこちら
 ☆ 受験時間別に全言語共通の試験内容
 ☆ 日本語での質疑応答はなし
 ☆ 通訳とプレゼン、プレゼンに即した質疑応答の3本立ての構成

二次試験は
128日全日にわたり、9時〜18時までを6つの時間帯に区切って召集されました。それぞれの時間帯別に設問が異なり、同じ時間帯の受験者は全言語共通の設問だったようです。スペイン語の一次試験合格者数は30人前後だったと思うので、全時間帯にスペイン語受験者がいたかはわかりません。私は一番早い9時集合10時開始の時間帯で、その中でも一番手で、緊張を解きほぐす余裕もなく試験が始まりました!


 〈面接の流れ〉
 まず部屋に入ると、日本人試験官1名、スペイン語を母国語とする試験官1名が正面に座っており、受験者は手前に並んだ椅子に座るよう促されました。椅子にはA4サイズの白紙とペンが置いてありました。日本人試験官に、名前と受験番号をスペイン語で言うよう指示されます。そして試験開始。まずは日本語からスペイン語への逐語通訳です。説明は日本語です。「日本語は一度しか言いません。用意されているペンと紙を使ってメモを取っても結構です」と言われました。

 私の受けた時間帯の通訳問題(多少の誤差の可能性はあります。ご了承下さい)は以下のものでした。


日本は、四方が海に囲まれており、国土の7割が山地で、7つの火山帯があります。日本の川は、川幅が狭く急流で、海に注ぐところに平野が広がっています。
 
 通訳し終えると、次にプレゼンテーションの説明に入りました。それぞれにテーマが書かれた3枚の紙を手渡され、30秒間で一つのテーマを選び、そのテーマをスペイン語で読み上げ、それに関し約2分間で説明して下さいと言われます。私が受け取った3つのテーマとは以下のものでした。

 
1)   東京が日本の他の地域と異なる点について
2)   浮世絵について

3)   旅館について


 私は1)を選びました。プレゼンを始めて、途中1分経ったところで「1分です」と試験官が教えてくれました。私が言い終えると、言った内容に関してスペイン語母語試験官からの質問が始まりました。スカイツリーについて少し話していたので、

「スカイツリーはどこの区にあるのか」

「スカイツリーを見に行った際、ほかに見所はあるか」

などを聞かれました。そして最後の質問は、

「東京は博物館、美術館がたくさんあると聞いたが、どこがオススメか」でした。


 外国人観光客を相手にするガイドになりきって、オススメ観光コースや見所などを説明すると、試験官の方々はにこやかにうなずいてくれて、終始和やかな雰囲気でした。試験前から、部屋の中から笑い声が漏れていたので、自分もリラックスしてのぞめました。

 振り返って反省をし始めると「あれを言っておけば良かった」とか「こう言うべきだった」とかきりがないですが、できる範囲でやるだけのことはやりきったので、人事を尽くして天命を待つのみです。合格発表は二次試験から
2ヶ月後の2月上旬です。(RAN


posted by Rita at 15:01| Comment(0) | 資格試験・学習法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月27日

平成25年度通訳案内士試験〜筆記試験レポート!


一次試験から既に2ヶ月が過ぎているが、今夏、通訳案内士試験を受けた。
語学を勉強するものにとって、日本国内ただひとつの国家試験。
本当に無謀でしたが、人生は一度きり、こういう無鉄砲な挑戦もいいもの。

一次試験 (筆記): 
  外国語・日本地理・日本歴史・産業、経済、政治及び文化に関する一般常識
二次試験 (口述): 
  一次試験の4科目が全部合格できれば二次にすすめる。

まず、情報集めとして、下記のふたつを読みこんだ。
・ 日本政府観光局(JNTO)のHP 
  http://www.jnto.go.jp/jpn/interpreter_guide_exams/index.html
・ このRITAのブログの中のカテゴリー「資格試験・学習法」
  http://rita-blog-rita.seesaa.net/category/12681276-1.html
通訳案内士やDELEなど既に合格している仲間たちが書いた記事なので、
これを読めばかなり多くの情報と指針、そして元気をもらえる。


今回のRITAブログは、私の勉強法や試験の感想を書きたいと思う。


外国語(スペイン語)

ある程度の語学力を持っている方なら絶対なんとかなるはず。
西検1級や、DELEの最上級を受験する方が手ごわいのでは。
ただ内容が、日本だけでなくスペインやラテンアメリカの観光業に関するもの、
時事問題も出てくるので、語学力だけでなく幅広い知識も必要。
NHKワールドニュースは録音して、歩きながらも電車の中でも聞いた。

過去問から、絶対今回も「魚」の単語が出ると思って、
鮨関連の魚のスペイン語は全部おさえたつもりだったのに、
なぜか「鰯」が抜けていて、そのイワシが今回出てしまった。
しかもサルディーニャと書いてしまった。馬鹿だ、にゃ。

私は腕時計が苦手で持っていないので、普段は携帯で時間をみているのだが、
試験中は携帯の電源は切り、カバンの中にしまわなくてはならない。
(受験票にもそう明記されている。)
会場に壁掛け時計ぐらいあるだろうと甘く考えていたのだが、それもなく
2時間という時間を自分のカンに頼って配分したが、かなりギリギリ。
過去問も何度かやったはずなのに、
スペイン語の問題量、こんなにあったっけ?というのが今回の感想。
まあ、これは時計があるないに関係なく、自分の語学力の問題か。

スペイン語筆記試験出題内容:
長文読解は、プリツカー賞を受賞した日本人建築家に関するもの、
盗まれる日本人パスポートに関するもの。
コンビニについての西訳。七夕を説明する自由作文。
おなじみ15個の単語を西訳する、等。




地理

これは、その場所へ行ったもんがち!その場所へ行ってれば、
勉強しなくても全問正解なのでは。。と思うほど。
そこへ行けば、温泉につかり、何か美味しい土地のものを食べ、
特異な地形を見て有名所を巡る。。ということが自然とできているはず。
もともと旅好きで、地図は一日中見ていても飽きないくらいなので、
この科目だけは難なくいけた。


なるほど.jpg  
 『なるほど知図帳 日本2013』 昭文社

工芸品、世界遺産、温泉、有名な山や川、温泉など、
行ったことがない場所・見たことのないものは、
言葉で覚えるよりも必ずインターネットで画像を見て視覚にうったえた。
有名なお祭りは動画でも見た。その方が頭に入りやすかった。

特に1道1都2府43県それぞれの郷土料理2品づつ、
すべて画像でチェック。
海洋国家日本の和食の色とりどり見栄えの美しさに感動。


guidebook.jpg 
 『自然公園への招待』 国立公園・国定公園ガイド 
 財団法人 国立公園協会  一般財団法人 自然公園財団

地理試験出題内容:
日本の地形(火山・プレート・河川)について。
写真を見て回答する問題は、広島市・箱根・酒田市の有名なものや特徴。
都市と農村の諸問題。 
地図を見て答える問題(今回たまたまよく知る勝沼であった)、等。


歴史

ひとありきの歴史なので、古代から現代までの
武将や政治家や文豪など有名なひとたちと片っ端から名刺交換したような感じ。

高校を卒業して何十年も過ぎ去ってから再会するようなひとたちが多く、
名刺交換はしても、たいがい次の日には「あれこの人、誰だったっけ?」と
すぐ忘れてしまうことが多いので、また復習して名前を覚えこむしかないような。。。


しかし、歴史上の人物、一度再会してしまえば懐かしく、興味深いひとたちが多く、
凝り性の私はWikipediaで調べまくり、際限なくはまっていき、
結局受験勉強どころでなかったか(?)。

試験自体は、文化史が中心に出題されるので、
仏閣・仏像・城郭などの建築・文学・絵画・茶道・華道・歌舞伎といった
伝統芸能等、これらも画像でチェック。


文化史.jpg 
  『超速! 最新日本文化史の流れ』 竹内睦泰著

今年度歴史試験出題内容:
日本地図で場所を選びながら、歴史上の出来事と
ひとや場所を結びつける問題。(ex:多賀城 陸奥国府 宮城県)
作者と作品を結びつける問題。(ex:国意考 賀茂真淵)
建物や芸術品の写真をみて名称を選ぶ問題、等。(ex:麗子微笑 岸田劉生)


一般常識

時事問題に関しては、ニュースや新聞を見て
常にアンテナを貼っていればできる問題ものばかりか。
経済用語、法律用語、現代史も含め、誰と何を話しても
きちんと話題についていけることを目指すつもりで勉強。

今年度一般常識試験出題内容:
物価動向、現在使用されている通信機器とその特徴、
有効求人倍率、伝統的工芸品、国立公園、スカイツリー、
著作権や高年齢者雇用安定法などに関する法律、国政選挙、浮世絵等。
相撲、伊勢神宮、歌舞伎に関しては、更に突っ込んだ出題の仕方がされた。




通訳案内士は、日本を訪ねる外国人の方に日本を案内するのであるから、
こういった知識は当然知っていなくてはならないのだが、勉強をしているうちに、
私自身が「外国人の目で日本を見ている」状態に何度もおちいった。
そして、日本は素晴らしい!日本は素敵!と、すっかり日本ファンになってしまった。

地理や歴史という科目は学生の頃から好きだが、
今回あらためて幅広く日本を色んな角度から勉強し、更に自分の国に興味が増した。

現在、一次試験の結果はまだ出ていないが、一次受験勉強そのものは楽しかった。
合格云々よりも、そこまでに辿り着くプロセスをいかに楽しむか。

勉強時間を確保するため、何も予定を入れず何も夏らしいことができなかったが、
明らかに自分のためになった。

何かのコメントで読んだが、日本人全員がこの試験を受けてもいいんじゃないか?
というものがあった。 同感!


Ritaメンバー luna

posted by Rita at 23:51| Comment(0) | 資格試験・学習法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月04日

平成24年度通訳案内士試験〜筆記試験レポート!

8月26日(日)に通訳案内士の筆記試験を受験しました。筆記試験は語学・地理・歴史・一般常識の4教科と試験範囲がかなり幅広いです。そこで、試験対策としてどのような準備をしたか、そしてどのような問題が出題されたかをレポートしたいと思います!

私は今回が初めての受験だったので、手始めに過去問題を解くことから始めました。すると、勉強しないままでは不合格間違いなし!という事実が判明したので、まずは問題の傾向、そして勉強すべきポイントを押さえることにしました。(過去問題はこちら)

ネットで「通訳案内士 勉強法」で検索をかけ、いろいろ調べ、過去問を詳しく分析しているサイトを見つけました。試験範囲が広いからこそ、何処に重点を置くべきなのかを把握することはとても重要です。(おすすめサイトはこちら

ちなみに、来年からは少し問題の出題傾向が変わるようですので、ガイドラインを確認されることもお薦めします。平成25年度からの「通訳案内士試験ガイドライン」はこちら

まず、地理ですが、ポイントは「観光に結び付いた地理」。特に重要伝統的建造物群保存地区や温泉地、各地の年中行事などを確認し、基本的な日本の山、川、山脈、平野なども復習しました。また、必ず写真を使った問題がある、ということで写真にもたくさん目を通しました。しかし、以前は写真をみて地名を答える問題が多かったのに対し、去年からは、写真は使うものの観光地の説明書きが既に問題文にあるので、写真がわからなくても観光地の特徴を知っていれば答えられる問題も多いです。今年も同様の問題形式でした。

また、今年の地理問題には日本の天気についての問題がでました。気圧や前線の名前、それが及ぼす影響やその影響を受ける地域などに関してです。私は天気についてはノーマークだったのでかなり焦りましたが、普段のお天気ニュースで聞くようなことを思い出しながら答えたら、結構当たっていました(自己採点で)。そして去年から出題されるようになった、地図を見て、地図記号や地形の特徴(台地・三角州・低地・河岸段丘など)を答える問題も出ました。これまたあまり勉強していなかった分野でしたが、基本的な地名や山、川などを復習していたので、問題の中にヒントがあり、答えがわかるものもあり助かりました。

chizucho-horz.jpg
地理の勉強に役立った2冊。左はさまざまなデータなども掲載されています。
一般常識の試験対策にも使えます!

次に歴史。地理同様、写真を使った問題が必ず出ます。その多くが、歴史的建造物や仏像や彫刻、絵などです。しかも写真問題だけで20点を占めるのでかなり重要です。そして、書物や絵画と作者の組み合わせを問う問題もあり、今年も15点分がこの分野から出題されました。あとは歴史的出来事を捉えておくことは言うまでもありませんが、その出来事が起こった場所を地図から選ぶ問題もあるので、地図で場所の確認をしておくことも重要です。
以上のポイントを押さえて勉強したところ、想定範囲からの出題が多かったです。


nihonshi-horz.jpg
日本史の勉強には図や写真などが多いものがお薦めです。
左の本は、たまたま実家で見つけた高校の教科書!写真が多くかなり重宝しました!


一般常識問題は、毎年出題される問題が違うのでなかなか範囲を特定することが難しいのですが、政治、経済、産業などの時事問題を押さえておけば半分は解けます。今年はそれに加え、最高裁判所、日本酒、日本料理に関する問題が出ました。それから、映画に関する問題も2問出ました。映画に関しては、過去問題でも出題がありましたので、注目作品や、受賞作品などをチェックすることは有効かもしれません。

そして、肝心のスペイン語。これは合格基準点が他の科目よりも高く、また試験時間も2時間と最長です。ガイドラインによると、「読解問題2題(35点程度)、和訳問題1題(15点程度)、和文外国語訳問題1題(15 点程度)、外国語による説明(あるテーマ、用語について外国語で説明する)問題1題(20 点程度)、単語外国語訳問題1題(15 点程度)を基準とする。」とあります。メインは読解や西訳や作文ですが、読解問題中に、単語の活用形の穴埋め問題や、類義語、慣用句などを答えさせる問題もあります。

今年の試験の問題文は、時事的なものが多く、スペインのロルカの地震の記事、東京スカイツリーの説明文などが出題されました。また、スペイン語訳は回転ずしの説明、そして作文問題はひな祭りについての説明でした。最後に15問出題される単語も、時事的な単語が多く、「経済危機」「国債」「原子炉」「放射能」「総選挙」といった単語が出題されました。
時事的な問題が多かったので、日ごろからニュースをチェックするなどしていれば、ものすごく難しい、と思う問題ではないように思いました。そして日西に関しては日本の事柄をスペイン語で説明する練習をしていれば対応できると思います。

以上、今年の通訳案内士試験の対策&レポートでした。

私は特に地理と歴史に不安があったので、かなりの部分をその2科目に費やしました。反対にスペイン語は過去問題を解くのと、日頃からニュースなどを見る以外は特別な対策はしませんでした。これが吉と出るか凶とでるかは、神のみぞ・・JNTOのみぞ知る、というところです。

ドキドキの合格発表は11月、とかなり先なので、とりあえずは合格するつもりで、二次試験対策を始めようと思っています。
(RITAメンバー Sato)
posted by Rita at 18:56| Comment(0) | 資格試験・学習法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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